■タイミングがいいというか・・・
07年07月23日、19時NHK。

“ボット”被害で協力を要請
『感染するとパソコンが何者かに操られ、迷惑メールをばらまいてしまうことになる「ボット」と呼ばれるウイルスの被害が目立っていることから、総務省などはプロバイダーを通じて利用者に感染の事実を伝えウイルスを削除させるよう協力を求めることになり、23日、初めての説明会を開きました。

 東京で開かれた説明会には、総務省の担当者やおよそ120社のプロバイダーが出席しました。「ボット」ウイルスは、感染するとパソコンが何者かに操られ、迷惑メールをばらまいてしまうおそれがあるもので、感染に気づきにくいため、迷惑メールを送信し続けたままのパソコンが国内で40万台以上に上るとみられています。説明会では総務省の担当者が、専用のパソコンで迷惑メールを集め、ボットによるメールの発信源を特定する作業を現在進めていることを説明し、プロバイダーの利用者の中に感染しているパソコンの所有者がいれば、感染の事実を伝えるとともに、ウイルスの削除方法について相談に乗るよう要請しました。大手のプロバイダーについては、すでに8つの業者が協力に応じ、およそ6000人の利用者がウイルスを駆除しており、総務省は大阪や名古屋などでも説明会を開いて中小のプロバイダーにも協力を求めることにしています。』

 なにもウイニーやShereがいけないのではありません。「悪意のある奴ら(クラッカーと呼びます)」がいけないのですが。

 本来、順を追っての連載を考えておりましたが、ある方から「急ぎ」の要望がありましたので、「インターネット」につなぐとなぜ「危険」を考えていきます。


※ご自分で用語をお調べする場合、
アスキー http://yougo.ascii24.com/gh/toc/ab_t.html
IT用語辞典 http://e-words.jp/
などでお調べください。ただし、難しいですよ。

1. TCP/IP

 インターネットの何らかの説明をするとき、必ず「TCP/IP」という表現が使われます。

 もちろん、「TCP」と「IP」は違います。
「TCP」とはTransmission Control Protocolの略です。日本語に訳せば「伝送制御規格」ですか(Protocol=プロトコル、ネット上では「規格」と考えてください)。
 つまり「ネットワーク上でのやり取りに必要な規格です。
 一方、IPはInternet Protocolの略。すなわちインターネット上での通信のやりとりの規格です。

 「TCP」と「IP」はなにが違うかということですが、簡単に言えば「TCP」は通信の規格、「IP」は「IP」アドレスを指すと考えてください。

 ネットワークを構築する場合は、必ずIPアドレスなるものが振られます。
 これは国際機関であるICANN/IANA(アイキャン・アイアナ)が管理し、大陸などの単位で5ブロックに分けています。日本の場合は「アジア太平洋=APNIC」が管理しているものを下部機関「JPNIC」という機関が管理し、JPNICが各ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)に貸し出されます。それをまた、個人・法人に振るわけです。
でIPアドレスは「世界で一意」、すなわち、「同一」のものは存在しません。

 インターネットに接続し、WEBサイトを見る。これはすわなち情報を「ダウンロード」しているので、見られている側は「誰がアクセスしているか」わかりません。そのため、ネット上の住所とも言うべき「IPアドレス」が必要になります。

 「なに言ってるかわかんない」。そうですよね。では、あなたのPCのIPアドレスを調べてみましょう。
簡単です。WIN XPでは「アクセサリ」の中の「コマンドプロンプト」というのがあるはずです。なければ「ファイル名を指定して実行」という項目が必ずあるはずです(Vistaの場合では「スタート」→「アクセサリ」→「ファイル名を指定して実行」)。これは、強制的にPCに対して、特定の行為を実行させる場合に使います。

 では「ファイル名を指定して実行」してみましょう。そこに「cmd」と入力してください。すると次のような黒い画面が立ち上がります。




次に、カーソルが点滅している場所で「ipconfig(半角スペース)/all」と入力します。

「ipconfig /all」

です。すると次のような画面が出てきます。



3点注意してください。
「IP Address」
「Subnet Mask」(サブネットマスク)
「Physical Address」(フィジカルアドレス)


 「IP Address」はネットワーク上のアドレス。32ビットで表す(下記参照。0と1の組み合わせで32桁表記)ものです。住所でいえば「東京都○市○町○丁目○番地○号○階○号室」になります。この階層の下に「0〜65535」という「ポート」が割り当てられます。「○号室」の「どの部屋」のイメージです。実はここが問題なのですが今日は飛ばします。
 皆さんに見えるのは「192・168・1・1」などですが、実はこれは0と1の2進法を10進法に変換したものです。コンンピュータの世界なので。
 こんな感じです。
11000000 10101000 00000001 00000001
第1オクテット 第2オクテット 第3オクテット 第4オクテット
192. 168. 1. 1
→8ビット単位で4オクテット=32ビット

 「Subnet Mask」は、IPアドレスを変換した数値で、どれだけの数のネットワークがあるか、そのネットワーク上にどれだけ「ホスト」(端末機)があるかを表します。
 IPアドレスが「192.168.1.254」はサブネット・マスクに変換すると「255.255.255.192」となった場合は「最初の3つがネットワーク部」にあたり最後の「192」が「ホスト」=(接続可能な)コンピュータ端末数になります。
「192.168.1.192/26」のような表記はCIDR(サイダー)表記といって「26」ビットめまでが「ネットワーク部」になるわけです。
 

 「Physical Address」は、「MACアドレス」とも言い、ネットワーク機器(PCやルータ)に、ベンダー(メーカー)ごとに割り当てられた「ネットワーク機上の住所」になります。ルーターとは、「2以上のネットワークを接続する場合に、その間のパケット(信号=情報の集まり)をやりとりの「交通整理」をする機器と考えましょう。

 ネットワークの世界では「TCP」という技術の上に「IPアドレス」という住所があって、さらに「機器(郵便番号?)住所」があって始めて成立します。

 ネットワークの世界では「自分が送った信号」にIPアドレスが含まれ、受けたっと「相手のネットワーク」が、自分のネットワーク中にある各端末のIPアドレスを探して、各端末にMACアドレスを聞きます。一致した端末に「信号」を届けて、相手を特定して通信ができるということです。

 ※無線LANの場合は、無線情報を暗号化します。「WEP」という技術です。接続がうまくいかない場合は、このWEP設定が出来ない場合が多いのですが、「デバイスマネージャー」→「ネットワークアダプタ」を調べて ? などのマークがついている場合は「デバイス」が死んでいるので、再インストールし、「ネットワークキー」を設定(あるいは入力)しなければなりません。
 また「アクセスポイント」の設定も必要です。一般的には「アクセスポイント内臓ルーター」が使われ、WibdowsXP以上であれば「ネットワーク接続画面」がインストール時に表示されるはずです。

 さて、次に「ポート解放」について考えてみましょう。
 ウイニーやShereなどのファイル交換ソフトはこの「ポート解放」が問題なのです。

(2007/07/29更新)
PChogo2_portkaihou.htmlへのリンク