| 2007.05.17 |
☆浦安老人施設:法務局が虐待認定、勧告…手錠などで拘束
16日深夜、毎日新聞は以下のように報じている。
『千葉県浦安市の無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」の入所者虐待疑惑で、千葉地方法務局などは16日、入所者へのペット用の柵や手錠などによる身体拘束を虐待と認定し、「人権を著しく侵害した」として、同施設運営会社「ぶるーくろす健康開発協会」(東京都中央区)と管理者の女性事務長に再発防止などを勧告した。県も老人福祉法などに基づく立ち入り調査の結果、身体拘束などは「虐待行為にあたる」として再発防止を通知した。
同局などは2月の毎日新聞の報道を受けて調査していた。「勧告」は捜査機関への告発、関係官庁への「通告」に次ぐ措置となる。
同局と県の虐待認定によると、昨年11月下旬ごろ~今年1月下旬ごろ、漂白剤を誤って飲んだ精神障害のある60歳前後の入所者男性に金属製のU字工具を両手首に取り付けた。そのうえで、工具をひもで結び付けて固定し身体拘束した。また、入所者にトイレに物をつまらせたり、他の入所者をベッドから引きずりおろそうとした精神障害者がいた。このため、昨年12月7日ごろ~同24日ごろ、対応策として車いす使用の入所者男性(35)を高さ約1メートルの金属製のペット用の柵で囲い、夜間は柵の扉を固定して行動を制限した。
同局は東京法務局、法務省人権擁護局と共同し8回、県は同市などと6回にわたり立ち入り調査し、ホーム職員らの証言などから虐待を事実認定した。勧告は「入所者への不当な身体拘束は人権を著しく侵害する」とし、県の調査結果も「当該行為は人としての尊厳を著しく損なう」としている。また、夜間に介護職員を配置していないなど県の指針や老人福祉法にも反していたが、罰則規定がないため、刑事告発などは見送った。
一方、同協会の中原健次郎社長(72)は「時と場合によって身体拘束も必要で、家族から同意を得ていれば問題ない。虐待ではない」としている。』
■このを! 医者だろあなたは。「拘束は地獄」って自分で言ってんじゃない。
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| 2007.03.01 |
朝 |
☆老人虐待:法務局、人権救済へ 聞き取り調査開始
1日朝、毎日新聞は以下のように報じている。
『無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」(千葉県浦安市)の入所者虐待疑惑で、千葉地方法務局と東京法務局が、「重大な人権侵害の疑いがある」として、虐待が疑われる事案に対して人権侵害の調査救済手続きを開始したことが分かった。千葉地方法務局は、毎日新聞の報道で疑惑発覚後、千葉県と浦安市に職員を派遣して情報収集していた。人権侵害の事実が確認され次第、刑事告発、関係行政機関への通告などの措置に踏み切る方針だ。
両法務局は28日、手続きの一環として、虐待を告発した元職員から約3時間にわたり施設の運営実態などについて聞き取り調査した。昨年11月ごろ、30代の障害者の男性がペット用の柵(さく)に入れられたケースや、金属製の手錠で男性入所者が拘束されたことなど、個々の身体拘束事案についても詳細に聞き取った模様だ。
今後、元職員の証言を精査したうえ、施設運営会社「ぶるーくろす健康開発協会」(東京都中央区)の中原健次郎社長(71)、施設の中原規容子事務長(36)ら責任者からの聞き取りや施設の調査を行う方針。虐待による人権侵害の事実が固まれば、悪質さに応じて、捜査当局への刑事告発、関係行政機関に適切な処置を求める通告、文書で改善を求める勧告などの救済措置を取る。
人権侵害は「法律に違反した行為に限らず、憲法や人権に関する諸条約、世界人権宣言などに反する行為」とされ、虐待のほか、差別やいじめなどが該当する。
法務省によると、老人ホームなど高齢者福祉施設の職員による入所者への人権侵害事件は最近増加傾向にある。03年6件、04年28件、05年18件の救済手続きが取られている。【倉田陶子、森本英彦】
◇ことば 人権侵害の調査救済手続き 差別的扱い、暴行、虐待やプライバシー侵害などの被害の申告を受け、法務省や各地の法務局が人権侵害に当たるかどうかを調査し、人権侵害に当たる場合に救済措置を講じる手続き。法務省設置法第4条26号に明文化されている。悪質さに応じ、(1)刑事告発(2)通告(3)勧告(4)説示(5)要請(6)調整(7)援助--などの救済措置がある。
■社長、ペット柵使用認める
無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」(千葉県浦安市)の入所者虐待疑惑で、施設運営会社「ぶるーくろす健康開発協会」(東京都中央区)の中原健次郎社長(71)が28日、東京都内で毎日新聞のインタビューに応じ、入所者をペット用の柵(さく)に一時的に入れていたことを認めた。入所者の身体拘束についても認めたが、「他の患者を守るため一時的にやったと聞いている」と釈明。「閉鎖ではなく移転だ」と強調しながら、現施設での介護活動を中止する意向も明らかにした。
登記簿や民間信用調査会社などによると、中原社長は1961年に医師資格を取得し、東京都港区に71年、夜間診療所を開いて循環器科専門病院の設立を目指した。その後、76年に同社を設立し社長に、95年に医療法人社団「ぶるーくろす」を設立し理事長に就任。同法人は埼玉県入間市と東京都中央区に診療所を開所し、03年開設の「ぶるーくろす癒海館」では医療管理をしている。同法人のホームページでは、患者を拘束する医療機関を批判、「患者にとっては地獄(?)である。これで病気が治ると期待できるのか、疑問が生じる」などと記述している。
中原社長はインタビューで、「隣で寝ている患者さんを落としたりしたことがあったので、一時的にペットサークルに入れたことがあったと聞いている」と説明。入所者を金属製手錠で拘束したことについては「知らない」と述べた。施設の中原規容子事務長(36)はこれまで、「ペット用ではなく子供用の柵」などと説明していた。
無届けで施設を運営していたことについては、「開設した当時は届け出る必要がなかったが、昨年8月に新しい法律ができて届け出が必要になったことを知らなかった」と説明した。一方、施設の老朽化などを理由に、今後、別の場所に移転する考えであることも明らかにした。県によると、施設は00年11月に「ぶるーくろす浦安循環器科」として医療法に基づく開設許可を受けたが、03年6月30日付で診療所の廃止届が出されている。
■中原健次郎社長との主な一問一答は次の通り。
--身体拘束はやむを得なかったのか。
◆何が何でも(拘束が)いけないというのが間違っている。場合によってはせざるを得ないケースもあり、それなりの理由がある。患者が憎らしいから(拘束)するなんてはずがない。
--オリや金具による拘束は行っていたのか。
◆オリではない。隣で寝ている患者さんを落としたりしたことがあったので、一時的にペットサークルに入れたことがあったとは聞いている。金具については知らない。
--他の方法はなかったのか。
◆極端に言えば、薬で眠らせたり、そもそもそういう(拘束が必要な)患者は最初から受け入れないという方法が一番だが、そこが今の医療の問題点になってくる。うちの施設は、他の病院では手に負えないような患者さんを受け入れる「準病院」のようなもので、普通の介護施設ではない。手間がかかって他の病院を追い出された患者さんの受け皿になっている。
--多様な症状の患者がいるということか。
◆そうだ。例えば、鼻腔栄養のチューブをすぐに抜いてしまう患者さんのケースだと、すぐに入れ直すとなっても保険が使えるのは月に1回がせいぜい。職員数の問題もあり度々入れ直すという訳にもいかず、手間とお金がかかる。そういう患者に対し、ベッドに手を完全に固定するのではなく、鼻のところまで届かないようにする処置は、家族の許可を得れば当然あり得る。
--施設を閉鎖するのか。
◆閉鎖ではなく移転だ。現在の施設は築30年近くで老朽化も目立ってきており、いずれ出ようと前々から考えていた。今回の問題とは関係ない。時期や移転先は未定だ』 |
| 2007.2.27 |
深夜 |
☆無届けホーム閉鎖の意向 入所者虐待疑惑で経営者
27日深夜、共同通信は以下配信した。
『千葉県浦安市にある無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館」の入所者虐待疑惑で、運営会社の中原健次郎社長(71)が施設を閉鎖する意向であることが27日、分かった。
中原社長は同日、共同通信の取材に対し「報道の影響で行政の指導が厳しくなり、事業継続が難しくなった」と述べた。詳しい閉鎖時期は明らかにしなかった。
撤退した場合の対応について県は「入所者の健康や安全の確保が第一」とした上で「事業者が新しい入所先を紹介できなかったり、介護サービスが止まったりしたら、市が中心となって個々の入所者に適した施設をあっせんする必要があるだろう」と話している。
登記簿などによると、施設の土地と建物は貸主の事情で、大手都市銀行が極度額5億4000万円の根抵当権を設定。2002年11月には浦安市が、同12月には東京都江戸川区が差し押さえており、今後、競売にかけられたり、整理されたりする恐れもあるという。』 |
| 2007.02.23 |
深夜 |
☆老人ホーム虐待疑惑:設立経緯など明かす 千葉県
23日深夜、毎日新聞は以下のように報じている。
『千葉県浦安市の無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」の入所者虐待疑惑で、県高齢者福祉課は23日、同ホームの設立の経緯などを明らかにした。03年7月に同じ建物で運営されていた診療所(ベッド数19床)の患者のうち、他に受け入れ先が見つからない患者を引き受ける形で運営が始まったという。県は医療機関から患者を引き受けたことに制度上の問題がないかどうか調べる。
また、同施設への立ち入り検査の結果、入所者を一時閉じ込めたとされるペットのさくや、手の動きを抑制するミトンと呼ばれる手袋のような用具で拘束されている入所者を確認したという。
現在の入所者は▽50代4人▽60代6人▽70代4人▽80代13人の計27人。内訳は▽精神科病院を退院した人11人▽一般病院を退院した人14人▽在宅からの入所者2人と説明しているという。このうち6人程度が認知症だという。
県は今後、同ホームに有料老人ホームの届け出や組織・規定の整備を指導するほか、民生委員などの協力を得て県内の無届け施設の実態把握調査を実施する。』 |
| 2007.02.22 |
夜 |
☆虐待疑惑の老人介護施設に立入り調査
22日夜、JAN JAN(後述)は以下のように報じている。
『入所者への虐待があったと疑いが持たれている、千葉県浦安市の無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館」を、千葉県と浦安市は21日、立入り調査した。
この問題は、「癒海館」の入所者がペット用の柵に入れられたり、手錠のような金具で両手首をベッドに縛り付けられたりしていた、と元職員が浦安市と一部報道機関に内部告発して明るみに出た。
「癒海館」は入所者26人のうち8割が65歳以上の高齢者だが、残りは若い入所者だ。このため老人ホームとしての届出を千葉県に出していなかった。規則の抜け穴をついた無届け施設である。届出がないことから行政も、これまで立入れなかった。
しかし入所者の8割もが高齢者であることから、実態は有料老人ホームであるとして、老人福祉法にもとづき千葉県高齢者福祉課と浦安市高齢者支援課の7人が立入り調査に入った。
3時間半にわたり施設の職員、会話が可能な入所者から事情を聞いた他、看護記録を見るなどした。
千葉県健康福祉部の小川雅司理事は「報道されたような虐待は確認できなかった」としながらも「両手をタオルでベッドに縛りつけられている男性が一人いた」と話した。「有料老人ホームとして届出を出すように説明(指導)した」という。
「入所者に対して介護のスタッフが少ない」と運営体制のずさんさを指摘した。「癒海館」では、26人の入所者をわずか4人の介護スタッフで看ていた。基準の2分の1というお阻末さだ。
「癒海館」の事務長代理は立入り調査の後、記者団に次のように語った。「報道されたような虐待は過去にもこれからもない。柵が拘束にあたるという認識はなかった(入所者を柵に入れた事実は認めた)」。
介護は家族にとって地獄だといわれる。重度の認知症などは片時も目を離せないからだ。このため家族や本人の費用負担が少なくて済む公的な特別養護老人ホームへの入所待機者は、40万人近くにも上ると見られている。
家族は1日でも早く特別養護老人ホームに入れたい。「待機」とは「永遠に待て」に等しい。だからといって民間の老人ホームは庶民には高嶺の花だ。東京の場合、入居金の相場は2000〜3000万円と言われている。個室で充実した介護体制をとっているのでその分高くなる。
今回問題となっている「癒海館」の入居金はわずか30万円。大部屋で介護体制も上記のようにずさんだが、裕福ではない庶民による大きな“需要”がある。
毎日新聞の調査によると全国34道府県で625件もの無届け施設があった。届け出ていないので、行政の調査も今回のように事件にならなければ入らない→コストを安くおさえられるので値段も下がる→利用者が引きもきらない。
さらに事態を悪化させたのは、昨年7月の介護報酬の切り下げだ。スタッフは不足し、有能な人材は他分野に流出する。現場の荒廃が叫ばれている。
介護施設での入所者虐待は指摘されるようになって久しい。今回の事件では入所者を『ペット用』の柵に入れている写真が報道され、衝撃を与えた。癒海館」の事件は起こるべくして起こった。これこそ「氷山の一角」だ。
■「JAN JAN」は「市民メディア・インターネット新聞」。 |
| 2007.02.21 |
夕 |
☆入所者虐待か、介護施設を立ち入り検査/浦安
21日夕、TBSは以下のように報じている。
『無届けの有料老人ホームで発覚した入所者への虐待疑惑。千葉県と浦安市は21日、老人福祉法に基づき、施設へ立ち入り検査に入りました。
無届けの有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館」への立ち入り検査。検査では、千葉県と浦安市の職員7人がスタッフへの聞き取りなどを行ないました。
この施設をめぐっては、元職員が施設内で撮影した写真や目撃証言などから「入所者をペット用のオリにいれていた」などと告発、これに対し、施設側は虐待を否定しています。これまでの調査では、男性一人がタオルなどでベッドに拘束されているのが確認されましたが、手錠による拘束は確認されていません。
「金具を使ったもの(拘束など)については、一切確認できなかったということ」(千葉県の担当者)
千葉県などでは虐待があったかどうか、引き続き調べることにしています。
「内装を変えるなりなんなりして、届け出を出す方向にしなさいというような指導を受けました。ベッドのさくも抑制の対象になるということも知らなかったということは、介護に携わる者として反省すべき点だと思っています」(施設の事務長代理)
「ぶるーくろす癒海館」は老人福祉法に基づく「有料老人ホーム」にあたり、都道府県への届け出義務があります。
厚生労働省は去年、有料老人ホームについて、それまで10人以上必要だった高齢者の入所者を1人でもいる場合に届け出を義務づけ、無届け施設の実態把握に努めていました。しかし、行政側は無届け施設の数も介護などの実態も把握しきれていないのが現状です。』 |
| 2007.02.21 |
夜 |
☆施設に県と市が立ち入り=入所者虐待疑惑-千葉県浦安市
21日夜、時事通信は以下配信した。
『入所者虐待疑惑が浮上した千葉県浦安市の民間介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」に対し、県と市は21日、老人福祉法に基づいて立ち入り検査した。
同施設は無届けだが、入所者の大半が高齢者のため、有料老人ホームと位置付けて実施。今後、虐待に当たる身体拘束などがあったか慎重に検討し、必要があれば改善命令や刑事告発などの措置を取る方針。併せて、有料老人ホームとして正式に届け出るよう指導する。』 |
| 2007.02.21 |
午後 |
☆無届け老人ホーム:職員が治療の疑い 千葉・浦安
21日午後、毎日新聞は次のように報じている。
『無届け有料老人ホーム「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」(千葉県浦安市)の入所者虐待疑惑で、誤って漂白剤を飲んだ入所者のために呼んだ救急車の搬送を断ったり、足に大けがした入所者に対し湿布を張るだけで済ませたりしていたことが、関係者の証言で分かった。元病院だった施設の医療設備を使って、職員らが日常的に入所者のけがの治療などをしていた可能性もあるとみて、浦安市は実態解明を進める方針。千葉県と浦安市は21日午後、老人福祉法に基づき施設の立ち入り調査に着手した。
この施設は有料老人ホーム経営会社「ぶるーくろす健康開発協会」(東京都中央区、中原健次郎社長)が経営。施設のパンフレットによると、医療法人社団「ぶるーくろす」(同所、中原健次郎理事長)が医療管理をしている。「生きた介護に目を向けてみませんか?」をキャッチフレーズに、週1回の健康相談、定期健康診断(年4回)など健康管理にも重点を置いているという。
しかし、元職員の証言などによると、施設では職員による不適切な治療などが繰り返された可能性がある。昨年11月〜今年1月、男性入所者が誤って漂白剤を飲む事故があった。職員が救急車を呼んだが、救急隊の到着後、薬剤師の資格を持つ別の職員が救急車の搬送を断り、自ら処置したという。施設の中原規容子事務長代行(36)は「救急車を呼んでもなかなか搬送先が見つからない。過去にもそういうことがあったので、別の職員が救急車を呼んでいたが、自力で対応できると言って帰ってもらった」と説明している。また、車椅子で生活していた認知症の女性入所者が足に骨折の恐れがある大けがをした際にも病院に運ばず、湿布を張るなどの応急処置だけで済ませたと証言した。女性はその後しばらく寝たきり状態だったという。
施設側は市に「医師である理事長が定期的に施設に来ている」と説明している。元職員は「理事長は週2回ぐらい来ていたが1回につき30分程度。ほとんど巡回だけだった」と話している。
市高齢者福祉課によると、施設には薬剤師の資格がある職員が2人、看護士の資格を持つ職員が1人いるという。同課は「職員が独断で処置していたなら、保健所への通報も含めて検討する。実態を確認する必要がある」と話している。』 |
| 2007.02.21 |
午後 |
☆浦安の無認可介護施設、3回目の立ち入り検査
21日午後、読売新聞は以下のように報じている。
『千葉県浦安市の民間無認可介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」で、男性入所者が手首をベッドの柵に金具でくくりつけられるなどしていた問題で、県と浦安市は21日午後、老人福祉法に基づき、立ち入り検査を始めた。立ち入りは3回目。
入所者の身体拘束の具体的な状況や拘束していた時間などについて、職員からの聞き取りなどで調べ、虐待に当たるかどうか実態解明を進める。
県は、同施設の入所者の大半が高齢者で、食事を提供している実態などから、同施設を老人福祉法に基づく「有料老人ホーム」と判断。虐待行為が確認できれば、県は同法に基づき、改善命令などの措置を講じる方針だ。』 |
| 2007.02.20 |
午後 |
☆老人虐待:浦安市「手錠拘束は過去あった」 会見で認める
20日午後、毎日新聞は以下のように報じている。
『浦安市は20日、記者会見し「施設側から金具での拘束が過去にあったと聞いた」と金属の手錠による身体拘束があったことを認めた。オリの中での拘束は「事実確認できていない」と述べ、今後は、事実を確認したうえで対応を県と協議する方針を示した。
市によると、男性入所者がタオルで手首を保護し、さらしで両腕をベッドにくくりつけていた事例を確認しているという。「拘束について同意します」という旨の家族の同意書を一部確認しているが、拘束内容の具体的記載はなかったという。
一方、今月5日、浦安市消防本部が消防法に基づき同施設に立ち入り検査した際、防火管理者の届け出変更がなく、指導されていたことも分かった。同施設は老人ホームとしての使用実態がありながら、防火対象物としての使用開始届は、診療所名目だったという。』 |
| 2007.02.20 |
午後 |
☆老人虐待:無届施設と判明 厚労省実態把握へ/浦安
20日昼、毎日新聞は次のように報じている。
『千葉県浦安市の介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」が入所者を虐待した疑いがある問題で、厚生労働省は同県を通じ、実態把握に乗り出した。同施設は市のガイドブックで「有料老人ホーム」とされているが、老人福祉法が定める県への届け出は行われておらず、届け出の報告義務違反として30万円以下の罰金を科せられる可能性もある。
老人福祉法の有料老人ホームの定義は、昨年4月の法改正までは常時10人以上の高齢者に対し食事の提供など日常生活に必要なサービスをしている施設だった。改正後は定義が拡大され、1人でも同様のサービスをしていれば有料老人ホームとみなし、都道府県に届け出義務が課せられた。
この改正を受け、同省は都道府県に届け出義務を徹底するよう周知していた。しかし、「(今回の施設のように)若年の障害者なども入居している場合には、届け出義務の対象外」と解釈している自治体もあり、実態はほとんど把握されていない。
神奈川県では06年春にインターネットや新聞広告などで無届け施設の数を調べ、69施設を確認した。同年6月にはこれらの施設を対象に、届け出を促すための説明会を開催。その結果、十数の施設が届け出たり手続きを進めているという。県高齢福祉課は「今回、千葉で問題になった施設のように、入居料30万円、月額15万円のような安い施設は県内では聞いたことがない」と話す。
埼玉県は02年と05年に市町村を通じた調査を実施、計70の無届け施設を確認した。このうち48施設が昨年9月時点でも無届けのままという。
東京都は現在、無届けで運営を続けている3カ所の高齢者施設に対し、届け出をするよう行政指導を続けている。しかし業者はいずれも「職員はボランティア状態でやっている。届け出をすれば利用者に負担増を求めることになる」と、いまだに届け出をしていない。都施設支援課は「市町村から情報が入らなければ把握できない」といい、これまでに指導した業者数の統計もないという。
■女性事務長代行「虐待という認識はない」
千葉県浦安市の介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」の中原規容子事務長代行(36)は20日、報道陣に入所者の身体拘束について「虐待という認識はない」と繰り返した。
施設内での入所者拘束は「オリではなく、ベッドの周りに柵を置いた。体格がいい人で、ほかの患者さんをベッドから引きずり下ろしてしまい手を焼いていたので1日だけ試した。すぐに柵を壊してしまい、以降はやめた」と述べた。また、金属の金具で入所者をベッドに固定していたことも「試しに1回やってみた」とし、ともに短期間で「家族の了解を得ずにやった」と語った。
同施設は県に介護施設としての届け出をしていない。事務長代行は「診療所から介護施設に移行する際、届け出が必要と知らなかった」とした。そのうえで「先週、県に確認したら、老人以外の入所者もおり、老人施設に当たらないかもしれないということになり、区分の確認が取れ次第、届け出るつもりだった」と説明した。』 |
| 2007.02.20 |
午後 |
☆浦安の介護施設、入所者を金具で拘束 20日午後、朝日新聞は以下のように報じている。
『千葉県浦安市にある民間の無認可介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」で、入所者の手首をベッドの柵に金具でくくりつけるなどしていたとして、千葉県と浦安市が今月、高齢者虐待防止法に基づく立ち入り調査を相次いで行っていたことが20日、わかった。
県と同市では「こうした身体拘束は不適切」としており、虐待の可能性もあるとみて調べている。
県などの調べでは、同施設では昨年12月、50歳代の男性入所者の手首を、金具でベッドの柵に固定した。これについて、施設側は「この入所者が漂白剤を飲み込んだため、緊急避難的に、金具で手首を拘束した。3分間ほど試みたが、気の毒なのですぐにやめた。虐待ではない」としている。
同施設によると、家族の同意を得て手などを布で縛ったりした入所者が、このほかに6人いるが、金具を使用したのはこの男性のケースだけだったという。また、昨年、他の入所者に乱暴した男性入所者を、約3時間、ベッドごと柵で囲ったことがあったという。 同施設には、認知症の高齢者や障害者ら50〜80歳代の男女26人が入所。職員10人が介護にあたっている。無認可施設であるため、県などによる定期的な立ち入り検査は受けていない。
厚生労働省認知症対策推進室は「身体拘束は行わないのが原則。今回のケースは、事実とすれば極端な例で、異常だ」としており、20日、千葉県に対して実態の調査と報告を求めた。 また、法務省人権擁護局は「千葉県などから情報を集めたうえで、調査に入るかを決める。適切に対処したい」としている。』 |
| 2007.02.20 |
昼 |
☆入所者を金具や布でベッドに拘束
千葉・浦安の介護施設 20日昼、読売新聞は以下のように報じている。
『千葉県浦安市の介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」で、入所者をさくに入れたり、金具をつかってベッドに拘束したりしていたことが、わかった。同施設は、有料老人ホームとしての届け出を県に行っていなかった。千葉県と浦安市は、虐待防止や発見者の通報義務などを定めた高齢者虐待防止法に基づいて施設を調査している。今後、虐待の有無について調べる。これに対し同施設は「やむをえず行ったが、虐待ではない」と話している。
同施設によると昨年11月ごろ、交通事故で脳や言語に障害がある30代の男性を、ベビー用のさくとベッドで仕切った空間に入れたという。また、別の入所者に対しては、金具を使って、手首を数分間ベッドに拘束したという。
浦安市は施設の元職員から連絡を受け、今月7日と、県との合同で16日にも、高齢者虐待防止法に基づく施設への立ち入り調査を実施。この際、入所者の一人が布で手首をベッドのさくに固定されていることを確認したという。
施設側は20日、朝日新聞などの取材に対し、入所者をさくに入れたことについて、「(昨年11月の)1日だけ。その人は巨体で、ほかの患者をベッドから引きずり下ろしたりするので、『ここにいなさい』と言ったら、素直に入っていた。さくは高さ130センチぐらいで、普通に出入りできるものだ」と説明。入所者6人に対して、布を使って手首や胴体をベッドに拘束することはあったが、「ベッドから落ちたりする人がいて、やむをえずやった。家族から同意書をもらっている。また、洗剤を飲んだ入所者がいたため、金具を使った拘束を1度だけやったが、数分後に外した」としている。
「癒海館」は別の病院を引き継ぐ形で03年に開所。認知症などの50代から80代の男女26人が入所している。介護は4人の職員が交代で担当している。
厚生労働省によると、施設は有料老人ホームとして県への届け出義務があったが、その手続きは行われていなかったという。そのため2年に1度の県の立ち入り検査や職員への指導・研修、年ごとの事業報告もされていなかった。県と市は今後、さらに調査を進め、虐待が確認された場合には、施設に対して任意の指導などの措置も検討することになるという。』 |
| 2007.02.20 |
朝 |
☆老人虐待:ペット用のオリに…手錠も
千葉の介護施設 20日朝、毎日新聞は以下のように報じている。
『千葉県浦安市の介護施設「ぶるーくろす癒海館(ゆかいかん)」で、入所者をペット用のオリに閉じ込めたり、両腕に金属の手錠をかけてベッドに拘束するなど虐待をした疑いがあることが分かった。関係者の通報で、浦安市と千葉県は高齢者虐待防止法に基づき7日と16日、合同で施設を調査しており、虐待が確認されれば告発も検討する。施設側は毎日新聞の取材に、手錠やひもによる身体拘束を認めたが「オリには(入所者が)自分からふざけて入った」と説明している。 同施設には、認知症の高齢者や障害者など50代から80代の男女26人が入所。個室や8人部屋など約5部屋に分かれて生活し、職員4人が交代で介護している。同市のガイドブックには「有料老人ホーム」と書かれているが、介護施設として老人福祉法で定められた県への届け出はない。
元職員の証言によると昨年11月ごろ、当時入所していた30代の障害者の男性が、高さ約150センチのペット用のオリに、布団、簡易トイレと共に入れられ、夜は鍵をかけられた。男性は交通事故で片足が不自由で、脳や言語に障害があった。外に出ようとして怒られ、おとなしくしていたといい、オリの中の生活は少なくとも元職員が退職する07年1月まで続いた。 また元職員によると、午後7時ごろの最後の巡回の際、入所者の約半数をベッドから離れないよう身体を拘束。ビニールひもで胴体をベッドに縛ったり、市販の金具とボルトで自作した手錠で、手首をベッドにつないだりした。元職員がオリや拘束への疑問を口にすると、別の職員から「この施設は無認可だから関係ない」と言われたという。 同施設の管理責任者によると、癒海館は6年前に元病院の建物を借りて開所したという。責任者は身体拘束の事実は認めたが、オリについては「他の患者をベッドから引きおろすので、反省するようオリを持って来たら、喜んで中に入った。遊んでいた」と説明した。
施設は無届けのため、2年に1度の県の立ち入り検査や毎年の事業報告がなく、県や市は実態を把握していなかった。 法務省人権擁護局は「事実ならば人権擁護上、見過ごせない事案であり、被害申告や情報提供などがあれば適切に対処したい」と話し、調査も視野に対応を検討する。
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